船舶免許は実技と学科両方の試験が必須です

船舶免許は規模や目的によって、一級小型、二級小型など4種類に分かれていますがすべて国家資格です。一級が一番難しく、GPS航法など難易度の高い試験内容のため合格率も低く、水上オートバイのみの免許が一番簡単です。免許を取得するには学科、実技の両方を受験しなければいけません。独学するのは一番安価でスケジュールも調整しやすいですが、実技面はある程度実践しないと難しいため、ほとんどの場合は小型船舶教習所でカリキュラムを終了し、一部試験科目の免除をうけるか、民間経営のライセンススクールに通います。

学科の内容は運行法や順守事項、交通法などがメインで、実技はロープの結び方にはじまり運行に関わる発進や蛇行、人命救助など多岐にわたりますが、ノウハウのあるスクールでは教本も図入りで理解しやすく、効率よく科目をこなしていきます。1日の受講時間が長いものだと教習艇での実技も含めて1週間以内で終了するコースもあります。海図の読み方や位置の割り出しといった数式計算もかなり出題されるため、練習のための例題集も販売されています。視力は両目とも裸眼で0.5以上、年齢は合格時点で満18歳であることは必須条件ですので事前に確認をしておきます。